【誰でも簡単】Gitの始め方は?

最終更新日:2023-10-27
分類:IT

はじめに

Gitは、ファイルの変更管理ができるソフトウェア(=バージョン管理システム)のひとつです。 バージョン管理システムを使えば、ファイルをいつだれがどのように変更したかを記録でき、元に戻すことも可能です。 プログラムコードだけでなくメモ帳や家計簿、論文などにも利用できます。

当記事ではGitを使ったローカルでのお手軽な変更履歴の残し方をご紹介します。

Gitをインストールする

「git インストール」とGoogle検索して、パソコンにgitをインストールしましょう。

Gitを開始する

変更管理したいフォルダをコマンドプロンプトなどで開き下記コマンドを実行します。

git init

これによって、そのフォルダが「リポジトリ」と呼ばれるものになります。「.git」という隠しフォルダが出現していると思います。

コミットする

リポジトリ内に新規ファイルを作成し下記コマンドを実行します。

git gui

「Git Gui」のウィンドウが開きます。新規ファイルをUnstageからStagedに移動させ、Commit Messageを入力してCommitを押すとコミットされます。

変更履歴を見る

レポジトリ内で下記コマンドを実行します。

gitk

「Gitk」のウィンドウが開き、コミット履歴とレポジトリ内のファイル変更履歴を確認できます。

gitkの日本語文字化けを直す

レポジトリ内で下記コマンドを実行すると直せます。

git config --global gui.encoding utf-8

再び文字化けさせたい場合は、下記を実行します。

git config --global gui.encoding cp932

過去のバージョンへ戻す

※!下記コマンドでは一度過去のバージョンに戻すとそれより未来のバージョンに戻すことができないのでご注意ください。レポジトリをどこかにコピペしておくことで過去へ戻す前のレポジトリをバックアップすることをおすすめします。

まず、戻したいバージョンのコミットidを調べます。gitkで見れる「(例)00e171c1xf1c8e1x21b7daa82cx4dc9afa8afaad」のような文字列です。

次に下記コマンドを実行します。

git reset --hard [コミットid]

するとフォルダの中が当時の状態に変わっています。

Visual Studio Codeでコミットする

Visual Studio Codeでレポジトリが含まれるフォルダを開くと、「枝マーク」のタブでプログラミングの片手間にコミットできるようになります。

おわりに

以上になります。慣れれば呼吸するようにコミット・変更履歴を追えるようになるかと思います。 このほかにもGitにはリモートリポジトリとやりとりをしたり便利な機能があると思いますので興味のある方は調べてみてください。 ここまで読んでくださりありがとうございました。